年に四回墓参り。
岡山まで、春の彼岸、盆、秋の彼岸、正月前…と、夫婦で墓参り。
家の車を使えなくなってから、
レンタカーを借りて行ったり、青春18切符を買って、JRで行っていたりした。
家の売却騒動で、一回だけ春の彼岸に墓参りができなかったことがある。
その年、5月。時間と、気持ちに余裕ができた。
取り敢えず家を、娘が買い戻すことに成功した事を報告し、ご先祖様たちに感謝しに、季節外れの墓参りに出かけた。
この時、新幹線こだま指定席切符という格安チケットがあることを知る。
往復1人7500〜円。
岡山までの乗車券代が6000〜なんぼだということを思ったら、確かに格安だし。
早いし。
必ず座れるし。
ただ一か月前の発売なので、そこは気をつけて。変更も効かないので。
当初は、このチケット取る為にかなり気を遣ったけれど、コロナ禍では、さすがに往来する人が減り、楽々、希望の先をとれている。今のところ。
岡山までだから、のぞみなど、より早い新幹線を使うのと比べてそんなに時間の差は生まれないし、席も上々。
1時間ちょいで、岡山に着く。
体力と資金力が、続けばしばらくこれで墓参り。
車を使っていた時は、
道の駅に寄ったり、景色見に遠回りしたり、姫路城や、名所旧跡に立ち寄ったり…と、何かしら他のこともできたけれど、この新幹線利用では、ひたすら、墓参りだけ。
それで良いのだけれど。
ご先祖さんは、それで喜んで下さっているのかどうかわからないし、そこまでせなあかんのかと思ったりもする。
墓の始末もそろそろ考えねばならんのだが、ま、歩けるうちは、夫婦の、最低限の年中行事として、やり抜こう。
私達のあとは、どうなるだろうかと、ふんわりとした感情が現れることもあるけど。