漢字書かれへん。
腕という字を生徒に聞かれて、書き損じた。月かいて、ウ冠書いて、タ書いて、最後に、ヒと入れてしまった。
おとなしめの、しかし賢い、桃ちゃんが、、後ろからスタスタやってきて、テキストを、黙ってにゅっと出した。
間違ってんで…
あんらぁ…
そうやわ、腕=わんて、音読みするねんからこっちやなぁ…
上腕部骨折って、こないだ書いたとこやのに。
テスト前の集中学習会をしていて、漢字をみんなせっせと練習している。
昔書けたよな…
しっと…
ひま…
はぐくむ…
こぶ…これは書けた。鼓舞。
今、すっと出てこない、あの字も、この字もうーん。
怪し。
あかん、百字練習し直しせな。
日頃使わなくなったんやわ。
パソコン様にお任せし過ぎてる。
便利になるにつれ人間は、どんどん阿保になる。
使いこなす…
使いこなされてる…
怖〜い未来。
暇に任せての
書くわ。
なぜこけたか。
清掃先のホテルと、直近の駅との間に、じつは、長〜い坂がある。
石段と、そのわきに、コンクリートの坂道とが、作ってあって、コンクリートの坂道は、明らかに自転車などの利便性を考慮してる。
しかしあの坂を下る時に、自転車で、スィーと行くには、ちょっと恐い。
そのくらいの坂。
で、石段は、高さ10cm、幅7〜80cm。だから、階段を使用していつもゆっくり降りるのだが。
その日、右手にある高ぁい塀の上に、お猫さまが、のそりのそり…
「おはよ〜」と、声を掛けた瞬間つまずいた。階段の端、
靴?
ワイドパンツ?
何かに引っかかったんだろう。
左の腕を、次の段差で、強かに打ったんだ。その次の段の平たいとこで、顔。
要は、歩くことに横柄になっていたんだ。
変な自信。
こんな階段、段数多いだけで全く…
いや、坂道だから仕方ない。
いつも楽しく、眼下に広がる街を、眺めながら、仕事場に向かってたんだ。
要するに、自分の、日々の平穏さに、甘え、横柄な歩き方をしてたんだ…
ありがたや。
労災が、適用されるそう。
清掃会社の人事の方から、問い合わせがあった。書類を提出するので、少し質問を…とのこと。
供述ですね。
通勤経路、出勤した時間、怪我した場所、
病院での支払い状況等など。
2月7日に怪我して今日、人事に案件が上がってきたという。
月末なので、病院に持っていっていただく書類を作って、急いで送ります…という。
有り難く候。
そして休業補償もありますとのこと。
またまた、有り難や。
ただ怪我をしてから1週間は、残っていた有給休暇を使ったので、その分は、出ないらしい。
使わない方が良かったのか?
いや、私は今月の給料減らしたくなったから、仕方ない。
それはそれで良し、としよう。
労災の手続きが済めば、病院代は、かからない、と言う。
「休業補償が、支払われるのは、だいぶ先ですが。」と、人事のお姉さんは、仰ってたが、どういたしまして、
いつでもウェルカムです。
有り難くお待ちしております。
他には、仕事ないかしらと…
エン派遣なにがし…というところに登録している(はず)。
そこから定期的に
"貴女の希望に、ぴったりの、お仕事情報"といって、お仕事紹介メールが来る。
そのうちの一つに、外資系製薬会社で、生物の専門知識と、英訳の能力を生かすという職種が、あった。時給1500〜。
時給は勿論そこそこ嬉しい、さらに、英訳力も生物化学の知識も、まだまだ磨きたいと思うし、生かしたいと思うところだから、
「気になる…」ボタンを押して、取り敢えずキープしておいた。
すると、何回も、「応募歓迎とか、面談確約とかの、サインを見逃していませんか」というメールが入る。
見逃していない。
でも、今までこんなことは、なかったので、これは、応募しろということなのね。
ということで、
でもまあ、この歳ではな。と思いつつ、応募した。
すると、スタッフサービスというところから、
ご応募ありがとうございます。
登録をお願いします。
と、来た。
登録したから、案内が来たのでしょう?
エン派遣と、スタッフサービスとは、同じものなのか?違うものなのか?
以前もこんなのがあった。
1日単位での仕事で、簡単な作業…時給…
資格も年齢も問わない…というので、
確かお菓子の箱つめ
応募したところ、
まずは、当派遣会社に、登録してから、とのことで、天王寺まで、メンバー登録に行き、携帯にアプリも、入れた。
今でも、至急の、求人とか、ちょこちょこメールが、来る。これは、登録したところを通してきているので、すぐに、仕事にありつけるのだが。
一旦、堰とめられるかのような、この手続きメールに、戸惑っている。
じゃ、すぐに
おっしゃる通りに
とは、ならない疑念。
しばらく放置。
うまい話は、そうそうないのよね…
ネット情報というのは、
騙されても良いという覚悟をもたねばならんらしい。
こわや、こわや…
こけた。
骨折。左手上腕部。
仕事に行けない。もうすぐ、20日が過ぎる。
仕事に向かう途中だったから、労災が、適応されるらしいけど、
なんかそれどころでは無い。
三角巾で、腕をつって、塾の仕事は、出かけたが、日頃の元気な私のその変わった様子が、生徒には、"おもろい…"らしかった。
ところが、さらに
熱が出た。インフルエンザだと言う。
完璧に、仕事するなと。
てな訳で、よく寝た。
熱のせいで左手は、さらに痛みを増して。
青あざは、左手全体に広がって、だんだらぼっち…
付録:こけてすぐには、顔にも傷があった。
その顔で、外科に行くと、
頭打ってますよね、先に脳外科に行ってください…といって、近くの脳外科を紹介するのだ。幸い?その脳外科が、休診だった。
他に、脳外科を探して、先に脳外科に行ってくださいの、一点張り…
いや、頭痛くない。
腕痛いの。
頭見ないと、腕見てくれないの?と、なんだかんだ、小競り合いして、やっと受け付けてくれた。
単純な、骨折だとわかったが、骨が、くっつくには2〜3ヶ月かかるという。
なんと言ったら、良いのやら…
今年 個別指導した生徒の中で、絶望的な思いをした子がいる。
数学が、嫌いなのだ。
そもそもできないから、嫌いなのだけれど…
よくもここまで放置した、放置されてきたものだと。
つまずきは、明らかに 、小学校の、少数・分数に始まる。
計算のやり方のまずさとかもある。
やってもやっても、同じことの繰り返し。
シーシュポスの神話を思い出す。
今日やって、次の週に同じ事をしてもらう。しばらく、黙って手が動かない。
忘れたのか…
もう一回やり直し。
同じ事を繰り返す。
学習障害なのかと思った事もある。
なのかもしれない。
しかし国語は好きでそこそこ良い点をとってくる。
理科だってテスト前に集中してやれば、まあまあな結果だった。
数学だけ、どうやっても、20点代を超えられない。
最初に、数学の勉強を始めた頃は、中間テストで、40点取れた、こんな点数初めてです。と言って喜んでいたのだから、全く駄目なことはないはずなのだが…
その後、二度と40点を超えられていない。
たまたま、点の取れる分野だったのかもしれない。
でも、ならば、どこかに、突破口があるはずだが、何しろ本人が、もういいと思っているようだ。
宿題を出しても泣きそうな顔する。
諦めようかな。と思いつつ、高校入試まで
あと少し、彼女に付き合ってみよう。
しかし、気張らずに、頑張らないと、こちらが駄目になりそうだ。
ちょっと、おばあちゃん。
頭にくる。あさから。
清掃の仕事に行くのに、勤務先まで、最後の交通手段として、バスを使う。
15分発に、間に合うように5分ころには、バス停に着く。
人がならんでいたり、あまり並んでいなかったりだが、今日は、変な列になっていた。
ひとりのお姉さんが並んでらのだろうけれど、列からはみ出している。それを修正するかのように、少し間を空けて、男の人が列の線上に、並んでいる。並んでるのかどうかわからないややこしいバラバラな隊列になっている。
並んではるんですねと、男の人に尋ねたら、不機嫌そうに、うん。という。
その前の人を指して、この人も並んではるんかしらと聞くと、
そのつもりちゃうか。と。
その男の人の後ろに並ぶ。
すると、そのはみ出したかのような彼女と、男の人のあいだを、すっすっと、ひとりのおばあちゃんが、通り抜けて、列の前の方へ行った。並んでるのではない、
立っている。列の横に。
バスが来ると、呆れたことに、誰よりも先に、乗り込んだのだ。
おい、おい、おばあちゃん。
年寄りやからって許されへんよ。
ボケたふり?分からんふり?
なんか年寄りを大切にという気が失せる。
私とあまり歳変わらん感じやのにな。
年寄りよ、げんきならば甘えるな…