なんと言ったら、良いのやら…

今年 個別指導した生徒の中で、絶望的な思いをした子がいる。

数学が、嫌いなのだ。

そもそもできないから、嫌いなのだけれど…

よくもここまで放置した、放置されてきたものだと。

つまずきは、明らかに 、小学校の、少数・分数に始まる。

計算のやり方のまずさとかもある。


やってもやっても、同じことの繰り返し。

シーシュポスの神話を思い出す。


今日やって、次の週に同じ事をしてもらう。しばらく、黙って手が動かない。

忘れたのか…

もう一回やり直し。

同じ事を繰り返す。


学習障害なのかと思った事もある。

なのかもしれない。

しかし国語は好きでそこそこ良い点をとってくる。

理科だってテスト前に集中してやれば、まあまあな結果だった。

数学だけ、どうやっても、20点代を超えられない。


最初に、数学の勉強を始めた頃は、中間テストで、40点取れた、こんな点数初めてです。と言って喜んでいたのだから、全く駄目なことはないはずなのだが…

その後、二度と40点を超えられていない。

たまたま、点の取れる分野だったのかもしれない。

でも、ならば、どこかに、突破口があるはずだが、何しろ本人が、もういいと思っているようだ。

宿題を出しても泣きそうな顔する。


諦めようかな。と思いつつ、高校入試まで

あと少し、彼女に付き合ってみよう。

しかし、気張らずに、頑張らないと、こちらが駄目になりそうだ。