谷口すみてるさんが、亡くなった。
若い頃、子供達と長崎で被曝者の方達に、お会いして、話を聴かせていただいた事がある。
事前の準備に、色んな書物を読み、多くの被曝者の存在を知った。
その中の一人。あの写真の少年と知らされた。谷口すみてるさん。
こんなに、傷ついて、存命 。ということも驚きではあったけれど、怒り、憎しみ、悲しみを、抱えながら、そのお話の仕方は、穏やかであった。
その後も、何度か、報道で姿をみた。頑張っておられる。自らの使命として…強いられたものでなく 淡々と。
少しずつ、記憶が、遠のき 薄れていくと、戦争必要という声が大きくなり 濃くなるのだろうか。
矢印が、そちらに向かっているような、今日この頃。
谷口すみてるさんの、死が、ことさらひどく残念で、悲しい。