その三。記憶の整理。

親子間の任意売却がうまくいかなくて、

 Aさんは私に、保証会社の担当者である片山という人に、当事者である私達から、任意売却を認めて欲しい、親子間売買を認めて欲しいという説得をして貰いたい…本人たちの熱意を伝えて下さいと言われた。

情に訴えろと。

しかしこの片山と言う担当者は、頑なであった。何一つ心動かすこともなく、

駄目の一言。

そして競売にかけられる事となる。

その時点でも、私は、買い戻しができるという望みを持っていたし、買い戻せると、確信していた。

年があけ、1月4日から、入札ということになり、一月末、2300万で、落札された。