正倉院展の帰り道

奈良に来た時の楽しみは、お土産。

奈良漬け。


学生時代に、先輩に教えてもらった、奈良漬け屋さん。

以来、

奈良に縁があるときは、ほぼ、そこに、立ち寄って、少しだけお土産。


酒粕だけ使った添加物なしの発酵食品。以前NHKの、ためしてガッテンでも、ちょっとだけ紹介されたことがある。

見た目、真っ黒。

開けたては、酒の香り…が、ツーン。

酒に弱い人なら、それだけで、酔いそう。


店の主人は、開封して切ったら、冷蔵庫で、4〜5日置くと甘くなる。というが、

今まで、4〜5日も、待ち切れたことがなく、まだ、甘くならないうちに食べ尽くしている。

きざみ奈良漬けは、とくに好き。


今回もきざみ…を。と思ったら、若主人が、とうとうと説明してくださる。


知ってる、知ってる。

テレビでも、紹介されてたしね。


でも、続ける。

イカと、きうりのセットは、春日大社のお祭りの時に特別組んだセットです。

今だけです。

(ひょっとして売れ残った?…っていうたら、怒られるやろな。)


でも、今回は、ウリにしたいな、と、ぽろっと言うと、さっとさっきの特別なセットを引っ込めた。


いやいや、せっかく、勧めてくださるんだからそれも。


何か、「押し売りの逆をいく」タイプの、押し売り?

いいよ、買わなきゃ。後悔するよ…的な。


で、いつものきざみ奈良漬けは、今回手にせず。

ちょうど食べ頃のウリとスイカが、冷蔵庫で、今、出待ち。


この度は、あの、若主人の、接客が、ひどく気になった。


おすすめして欲しい時と、ほっといて欲しい時がある。と言う 私みたいな客もわがまま。しかし、そこは…。



もう一つの、お土産は、みむろ。

もなか。

文句なしに美味しかった。

お店のお姉さんも、優しかった。

いつもは、高そうだなぁと、おもって、見てるだけ〜だったけど、ちょうど手頃な小さめのみむろが、あることを知って、思い切って、手にしたのだが…

よかった。



今年の正倉院展は、盛りだくさんだった。