雛人形

今週のお題「ひな祭り」

うちには、娘が二人いる。

けれど、お雛段は、ない。

雛人形といえば、結婚直前に夫が、私にプレゼントしてくれた、小さなお内裏様とお雛様の二人だけの雛人形。手のひらに乗るくらい。

結婚して、次の年に上の子が生まれたけれど、雛人形を買う経済的な余裕などなかった。

実家の母は、昔からそういうものには無頓着。彼女も、貧しい家の出だったから、そんな文化には、縁遠かったのだ。

姑は、実の娘には、色々手助けしていたようだが、雛人形は聞いたことがない。


そこで。びつくりしたのは当時同じマンションに住んでいた、娘達のお友達が、ひな祭りをするからと言って、ご招待して下さったときのこと。

3LDKのうち、一つの部屋に、どーんと七段の雛壇が、設えてあった。

私は、田舎者だから、都会の人はこんなお祭りのしかたをするのかと。びっくりした。

その雛壇を欲しいとは、さらさら思わなかったのだが、

こういう文化を伝えて行くことは、要するにに、金がいるのだなと。思い知らされた。

すなわち、伝統や文化の 多くは、金持ちさんが、担ってきたのかな?と思う。

単に我が家か貧しいから、縁がなかっただけということ?


夫がくれたお雛様を飾ろうが。1日だけだけど…

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