へいきちが、うちの塀のうえに、頻繁に訪れるようになったのは、シードが、亡くなってからである。塀の上にいるので、夫が、へいきちと名付けたのだが、果たして、彼か、彼女か、分からない。多分彼女なのだろう。年齢も、分からないけれど、若くなさそうだ……
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