ヤバイ!記憶が、薄れてきた。

我が家が競売にかかることになった経緯。

やはり、記憶が新しいうちに、記録しておかないと。

日が経つと、どうでもよくなってくる部分があって、

その上に、以前と生活もほぼ変わらず、

となると、まるで何事もなかったかのような気がしてくる。

そしてまた、記録という長々しいことになると、面倒…


しかし、今年の1月から3月まで、つまり平成最後の数カ月間は、怒涛の…と言っても良い日々だった。

少しずつ分けてでも書き留めておこう。


その第一弾。

始まりは、夫の、リストラ。

私が、大学院に再入学した頃で、学費も何とか支払って行けていた。支払っていけるという見通しで、あったから、再入学したのだけれど。


リストラされた時、次女も、大学に在学中であったので、夫が、

「子供が、社会に出るまでは…と思ってたんだが」と、口惜しそうに、言ったのを覚えている。

リストラされてしばらくは、何とか生活も成り立っていた。


しかし、夫の再就職と言うか、65 近い歳での、独立開業というのは、決して、どころか、全然うまくいかなかったのだ。当たり前っちゃあ、当たり前。

ごく普通に、想像できる。

その通りになり、

ローンの支払いに苦しむことになる。

へいきちの戦略

へいきちが、うちの塀のうえに、頻繁に訪れるようになったのは、シードが、亡くなってからである。

塀の上にいるので、夫が、へいきちと名付けたのだが、果たして、

彼か、彼女か、分からない。多分彼女なのだろう。

年齢も、分からないけれど、若くなさそうだ…(しかし夫は、まだ、若いんちゃうかと、言う。こちら様には、抵抗しないことに決めて、生活の安寧を保っているので、

ああ、そうですかね~で、済ましている。)

暫くは、塀の上に。

冬場になると、給湯器のうえに、移動。

寒いのね。

と思って、シードのために買っていた屋根付き座布団を、用意してやった。いつのまにか、そこで、こそっと昼寝していた。

さらに寒くなったら、カイロを一つ二ついれてやると、そこは、あたかも彼(彼女)の、own room。

温かくなって、最近、夏日とかになって来ると、この、屋根付き座布団を、敬遠するようになってきた。

塀の上が、涼しいのだろう。

塀の端っこは、ヒイラギの枝葉で、隠れている。水撒きをしていて、そこで、寝そべるへいきちに、びっくりしたことがある。


こんな時とか…


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冷たいコンクリートの上を移動して、暑さ凌ぎ…

おくつろぎである。



そうそう、冬場。

中庭に面しているガラス戸と、網戸を閉めて寝るのだが、なぜか、外側の網戸が、数センチ開いていることがあった。

夜中、気付いた時に、締め忘れたのね…と、しっかりと閉めるのだが、翌朝また、数センチ開いている。

そんなことが、度々あり、みなで、不思議がっていた。

風…

ヒト…

猫は開けられんやろう…

探偵ナイトスクープもんやなぁ。


それが、最近へいきちのしわざであることが、判明した。

朝、夫が、たまたま、ほんの少しガラス戸を開けていた日があった。

網戸は閉まっていた。

すると、その日遅出した、次女が、階段を降りようとして、「うわっ」と。

部屋の中に、へいきちが、入って座っていたのだ。

声に驚いたのか、へいきちは一旦、飛び出したものの、暫くすると、夫の仕事場に、入り込んでいた。

夫が、本を片付けようとしていたダンボールの中に、鎮座していらっしゃった、のだ。


雨がひどく降った朝、ニャアニャア言うので、網戸だけ閉めて、部屋側に、そのダンボールを置いてやったのだが、入って来る気配はない。

仕方なく、夫が、旧へいきち邸のベンチの下に、ダンボールを、置いてみると、するっと、そこに収まり、その日は、そこで一日寝ていたようだ。


旧へいきち邸には、もう戻りそうにない。


家の前にあんなタオルのはみ出たダンボールを置かれたら、汚ならしいからやめて。と、次女がいう。

昨夜。

うるさかった。

ニャアニャアニャア…どうして欲しいのかしら。

体をひっくり返して、のびます…

コンクリートのかべに、頭をゴリゴリします…


はいりたいのなら、入れば良いのに。

開けてあるやん。ガラス戸も。


風呂に入っている間に、なにやら騒がしいと思ったら、

長女が、「二階まで上がってきたわ。」


こんどは、タオルでなく赤い敷物をダンボールにいれて、部屋側の例の網戸の前に、置いておいた。


今朝、しっかりそこで、寝ていらっしゃるのを発見…

うーん。

どないして欲しいの?

飼い猫にして欲しいの?

ならば、私をみて、逃げないでよ。

娘たちが、帰ってきたら、スリスリ、ふみふみするらしいのだが。

こそっと入ったところが、見つかると、脱兎のごとく、外へにげて行くのだ。


取り敢えずダニ怖いし、ノミもイヤやから、体にふりかける、薬を買って来るわと、次女が言う。


長女は、動物の毛のアレルギーで、3分もすると、鼻水と涙まみれになる。

シードのときは、それを堪えて、撫でていた。夕べの、騒動の後も、鼻水、ズルズルしていた。


ほんまに飼うんですか?


いうても、

最初に、えさ買ってきたのも私やし

シードの屋根付き座布団を整えたのも私、

カイロ入れたのも私で、

なんか、一番責任あることをしているのは、私なんだけれど。

「家のことが落ち着いたら、飼ってやっても良いよ。」と、呟いたり、してたのは、私だけではなかったらしく…


「家のこと落ち着いたら、飼ったやるって言ったじゃん。」と、


約束の履行を、へいきちが、実力行使しているのではないかと。思う日々。

嵐のあとの…

家が競売にかけられ、落札され、そして、落札業者から何とか買い戻し、元の生活を続けている私たち。

あらたな、返済スケジュールを、何とかこなさなければならない。

取り敢えず、家のローンの補填のために、過去に、色んなところから借りたお金の返済を済ませば、何とか、年金で、やりくりできるだろうというところまで来た。


子供に、かなりの負担をかけてきたし、これからも、かけるのであろうけれど、二人とも今のところ、快く、引き受けてくれている。

結婚とかの、新たな事態がうまれたら、また、考えなければならん。

親として、子どもたちに、いつまでも、負債を負わせるわけにはいかない。


あと二年頑張れば、JCBから借りたお金や、政策金融公庫から事業資金として借りたお金、更に、私が、債務整理して絞りに絞った、カード会社への、返済。


あと二年。

目処がたった。

それまでは、頑張って働こう。

身体大切にしながら頑張ろう。ここで、くたばれない。病気したくない、大病になる前に、病気は抑えよう。

慎重に…



競売に至った経緯は、また、今度。

なかなか、一筋縄では、いかない経緯。

それでもうまくいったのはかなりの、幸運。何に感謝して良いのか。




イル・ヴォーロがやって来た、

コンサート、楽しみにしてた。

娘がチケットとってくれた。

S席。


また、行きたいとは、思わない。


最前列に陣取ったおばさん達…多分私より若い人達。といっても、50から、60歳代の方々だろうと思う。

一曲ごとに、

念を押す、一曲ごとに…なのだ。

最前列で、立ち上がり握手を求めに行くだの、花渡すだの…うちわでパタパタするだの。

目ざわり極まりない。

同じ代金払って最前列であると言う地の利を、そのように、フルに活用されて。


何となく気分悪かった。


それと、せっかくの綺麗な声が、思っていたのと違う。

声量のある彼らのテノールが、最大限に、出る時に、マイクを通した声が、割れて聞こえるのだ。

マイクを通さなければもっと彼らの声は綺麗に透き通って聞こえたのではなかろうか…


& さらに、

通訳の方の、声が、彼らが話すのと、かぶさって聞き取りにくかったし。

思ってたのと違う…

せっかく娘がとってくれた良い席が、値打ち下げられた。


久しぶりの、フェスティバルホールも、楽しみにしてたのに…


彼らの歌声は、u tubeで楽しむことにする。


マイナス思考

68歳と言う年齢に、なんの抵抗もなかったのに、何故?

最近、心が重くなる。

70歳に、近いんだ…ある日ハッとして。

それを引きずっとる。


伸びた髪の毛を縛ってまとめていた、カラーもしばらくしてないので、白いのが目立ってきてた。

娘、いわく。

髪の毛、切っておいで。

え?何で?

より一層、老けて見えるから…

えぇ〜。

切っておいで。

畳み掛けるように言われる。


あかんわ。

立場が、完璧に、逆転してる。

言われてみれば…確かに、そうかもしれない。

それから…かな。


抵抗できない、生物的自然な、変化。

自分も例外ではないのよ。


死も。ね…


ニュースなどで、他人の死に触れるとき、自分とは、関係ないと言う感覚が、ある。

しかし、今生きてると言うことは、たまたまで、あって


まさか自分は…と言う感覚は、捨てよう。

しっかり生物学的に、人間なのだから。


同年代の人よりすこしだけ若見えしてるってだけなのだから。


しかし、気持ちで負けてては、いかんのう。


10連休何してる。

ホテルは満杯です。
仕事、仕事、仕事…
色んな国の方がいらっしゃってる。外国の方にとっては、10連休は、あまり関係ないのだろうけれど。
でも、海外の方も、結構多い。
以前のように、海外からのお客さんといえば、「中国」
というふうでもなく…
ロシア、
フランス、韓国、アメリカ、サウジアラビアラトビアというのもあった
多様化してます。
色々、声をかけられるけれど、基本は、ジェスチャーで、通じる。
少し複雑なことになると、そうはいかない。
せめて、英語なら、と思うけれど、ちゃんと聞き取れなくて、返事に困る。
英語は、昔から、少しは自信のあるところだったのに…この自信は、通用していない。

喋れるように、会話できるようになりたい…と思う68歳のばばであります。

自分で、年齢を、気にするようになったら、もうあかん…な。

いやぁ〜

書き続けることって、Power要る…

書きたいことあるけど、書き出したら、疲れそうで


コンスタントに、更新する方達に敬意…


家が、競売にかけられることになってから、4ヶ月。

怒涛の如き日々が、続いて、やっと落ち着いたか…

火曜サスペンス劇場をみてるかのような、思いもしない展開も、ひとたび、ふたたび、みたび。


骨折した左手をかばいながら、引っ越し支度。

大量の不用品。粗大ゴミ。もはや、抱え続けたくない書籍の数々…

この家には、こんなにゴミがあったのかと、いや、ゴミしかないやん。


母が、亡くなって兄弟みんなで家の片付けをしに帰ったことがある。

母にとっては懐かしいもの、

取っておきたくて取っておいたもの、

それら全てが、私たちにとっては、不用品だった…

そこから考えると、私たち、夫婦が、いなくなった時、子供らが、どう判断するか、明白である。

ごそっと、全て捨てていただいても構わない。

私たちが亡き後に始末しようが、

今始末しようが、何ら変わらぬ、と考えたら、何一つとして惜しいものなんかなかった。捨てて捨てて…

まだ、捨てずに残っているものがあるが、これは連休に、片付けよう。

さてさて、

引っ越しせずに元の家に住み続けることになった。

しかし、これからも、ローンは、残る。

子供が、引き継いでくれるとは言うものの、親の不始末を、押し付けて、知らぬ顔は出来ない。働ける限り働いて貢献しなければならない。


仕事を増やそう。

何とか、新しい骨ができつつあるらしく、ホテルの清掃の仕事にも、戻れることになったし…